沿革
幸和義肢研究所 沿革
1921年(大正10年)
茨城県水海道にて『横張医療機器』創業(代表:横張 濱一)
病院で使うメス、ハサミなどを扱う医療機器販売を開始。従業員数:1名
1965年(昭和40年)
『横張装具製作所』創業(代表:横張 和壽)
15坪の工場兼事務所を建設し、装具、コルセットの製造業に。従業員数:2名
昭和40年当時の社屋
1983年(昭和58年)
『株式会社幸和義肢研究所』設立(代表:横張 和壽)
本格的な義肢・装具製造業に。従業員数:4名
1989年(平成元年)
つくば市篠崎に移転。従業員数:6名
つくば市篠崎の社屋・社内
(1989~2003)
1993年(平成5年)
4月:車いす・座位保持装置の取扱いを開始。
1996年(平成8年)
4月:補聴器の取扱いを開始。
2000年(平成12年)
4月:介護保険レンタル事業を開始。
2003年(平成15年)
つくば市神郡に移転。従業員数:23名
つくば市神郡の社屋・社内
(2003~2011)
2007年(平成19年)
4月:第1回『足と靴お悩み相談会』開催(以降、定期開催)
11月3日:第1回『つくば福祉機器展』開催(以降、定期開催)
2008年(平成20年)
『第30回 全国障害者技能競技大会(アビリンピック)』義肢の部 銀賞
2月:第1回『義足のメンテナンス会』開催(以降、定期開催)
2009年(平成21年)
『第31回 全国障害者技能競技大会(アビリンピック)』義肢の部 金賞
2010年(平成22年)
年間義足製作本数200本を超える。
2011年(平成23年)
10月11日:つくば市大白硲に移転。
現在の幸和義肢研究所(2011~)
2016年(平成28年)
11月、ワーク・イノベーションセンター(WIC)、つくばイノベーションパーク(TIP)完成。障がい者就労継続支援B型・就労移行支援事業を開始。
ワーク・イノベーションセンター(WIC)と、つくばイノベーションパーク(TIP)
2021年(令和3年)
幸和義肢研究所、創業100周年。
2022年(令和4年)
CAD/CAMセンター完成。
2024年(令和6年)
本館社屋改装/従業員用休憩室(2階建)完成
義肢・装具の歴史 ※参考:「わが国の義肢業界の歩み(社会法人日本義肢協会 刊)」
紀元前1500年頃
インドの医学書「リグーベダ」に義眼、義歯、義肢に関する記述。
紀元前500年頃
パリ近郊で発掘されたイオニア人の花瓶に下腿義足の描写。
紀元前400年頃
ギリシア・ヘロドトス著「歴史」に、木製の足部で戦場に赴いた兵士の記述。
紀元前200年頃
足部に木材を使用した「棒義足」がイタリアCapuaの墓から発掘。
西暦1552年
それまで禁忌とされていた血管を結紮して切断する方法を確立。
西暦1552年
オランダで体重を大腿コルセットで支え、銅製のソケット、木製の足部を備えた下腿義足が考案される。
西暦1800年頃
ロシア・ボロジノの戦いで下腿切断を受けた士官のために下腿義足を製作。
西暦1755年
Schonberg連隊の竜騎兵のために、革と鉄製支柱で下腿義足を製作。
西暦1846年
アメリカで義肢初の特許取得。「アメリカ義足」の名で第1次世界大戦まで広く用いられる。
西暦1861~1865年
アメリカ南北戦争で生まれた3万人の切断者のために、陸軍省が大量の義肢を受注。
西暦1867年
吸着義足の原型「Parmeleeの大腿義足」がパリ万博に出品。
西暦1868年
下腿切断となった歌舞伎役者・沢村田之助が活人形師・松本喜三郎の作った義足を使用して舞台に復帰。(日本で義足を用いた最古の記録)
西暦1871年
ドイツで普仏戦争による切断者に国家的義肢を支給。
西暦1877年
西南の役における傷病者にオランダ製義肢装具を使用。
西暦1890年
大隈重信に、アメリカA.A.Marks社から大腿義肢のソケットが贈呈される。
西暦1800年代中期~後期
笑気麻酔、エーテル麻酔、クロロホルム麻酔など麻酔技術が発達。19世紀後半には消毒法が発明され、化膿、死亡率が低下。
西暦1902年
鈴木祐一が日本で最初の義肢単行書「義手足纂論」上梓。
西暦1919年
ドイツで、大腿義足を三つの部分に分解し膝部分と足部分を工場で大量に製造するシステムが完成。
西暦1929年
第1回リハビリテーション世界会議、スイス・ジュネーブで開催。
西暦1934年
東京第一陸軍病院にて、満州事変による切断者に鉄脚(ドリンガー足)を使用、義肢の支給・装着訓練を実施。
西暦1968年
義肢装具に関わる若手医師を中心として義肢研究同好会が発足。後に義肢装具研究会、義肢装具学会へと発展。
西暦1988年
義肢装具士法公布。第1回義肢装具士指定講習会および試験実施。
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